魔除けとしてのシーサー。沖縄のスフィンクスの効果と配置方法

私の母が沖縄に旅行に行ってきました。

 

「沖縄と言えば…」の答えは人によって異なると思いますが、スピリチュアル的な意味で言えば外せないのがシーサーです。

 

母が私へのお土産として買ってきてくれたのも、シーサーでした。

というわけで今回は、シーサーの起源(歴史)や魔除け効果について書いていきたいと思います。

 

シーサーの起源はスフィンクス。魔除けとしての役割

まず、意外なことなのですが、沖縄のシーサーの起源はエジプトのスフィンクスにあると言われています。

 

スフィンクスはご存知の通り、ピラミッドを守る守護獣、つまり王墓のガーディアン的な役割を担っていたと言われています。

(これには歴史家の間でも諸説ありますが、一般的には王の墓を守る存在として知られています)

 

なお、話は逸れますが、以下のように神社や寺院、神殿などを守る守護獣は、全てエジプトのスフィンクスに起源をもつという説もあります。

シルクロードを通って伝播したものはたくさんありますが、その一つがガーディアンとしてのスフィンクスというわけですね。

 

  1. 中国における獅子の像
  2. シンガポールにおけるマーライオンの像
  3. 日本(沖縄除く)における狛犬

 

これらはガーディアンとは言っても、当然ながら物理的な守りではなく霊的な守護を目的としています。

つまり、スフィンクスの末裔としてのシーサーというのは、一言で言えば魔除けの意味を持つのです。

 

シーサーが2体いる場合の置き方(配置)

シーサーは、基本的には対になっています。2体いるはずです。

口を開けているのがオス、口を閉じているのがメスです。(阿吽の呼吸の「あ」と「うん」を表すとも言われています)

 

2体いる場合には、右側にオス、左側にメスを配置するのが重要です。

写真で言えば、こういう並び順ですね。

こうすることで、オスが福を呼び込み、メスが福を逃がさないと言われます。

 

ただ、シーサーは2体いないと効果がないわけではありません。

実際、今回私の母のお土産は、獅子面と呼ばれる1対のみの壁掛けタイプでした。

 

この場合、多くはオスになっているはずです。それだけでOKです。

 

シーサーの魔除けの力を発揮する置き方(配置)

そして、このシーサーをどういうところに置くかについてですが、魔除けですので魔に向けて(家の外に向けて)配置するのが基本です。

ただ、具体的にどういう場所に置くかという意味では、2通りの考え方があります。

 

沖縄では、魔物のことをマジムンといいますが、このマジムンは人の通る道を通ると言われます。

魔除けは魔物を避けるためにありますから、一つの考え方としては「人通りのある方角に向ける(マジムンに向ける)」のがよいでしょう。

 

家の場所で言えば、玄関(人が来る場所)か家が面している道路(人が通る場所)でしょう。

マンション(アパート)に住んでいる場合であれば、玄関というよりはベランダ(窓)のほうがいいかもしれません。(通常、そっちの方が人通りがありますから)

 

もう一つは、「方角を重視する」考え方です。

魔物が来る方角、と言えば風水やスピリチュアルに詳しい人であれば一瞬で分かるかもしれません。

 

そう、北東(鬼門)です。

鬼門に向けて置くというのも、シーサーの有効な配置のひとつです。

 

まとめ

シーサーの置き方については、沖縄の風水師でも人によっていうことが違いますので、当サイトでは基本的なものを紹介しました。

色々言われたので、迷ってしまった人もいるかもしれません。

 

  • 魔除けの類は、魔(邪気)に向けて配置する
  • 魔(邪気)が来るのは、陰陽師の昔から北東(鬼門)と言われている
  • 魔(邪気)は人間と同じ出入り口(=玄関、門)から入ってくる

 

というのはシーサー以外にも通じる霊的守護の基本ですから、迷ったら玄関や窓に置くか、北東に向けて配置しておけばいいと思いますよ。

 

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