不運な私の旦那さん
私の旦那さんはどうにも不運なのです。
始めて乗った車は私に事故らせられ、それから調子が悪くなった挙句に変な運転をする人に突っ込まれて買い替えになりました。
それから心配になり、私は旦那さんに厄除けで有名なパワーストーンであるオニキスと金運で有名なシトリンのストラップを作って渡しました。
旦那さんは「携帯に付けているよりも車に付けた方が良いだろう」と言う事でバックミラーの所に付けていました。
オニキスとシトリンのストラップは自作
私自身がお守りとして使う事が多い石であることがオニキスとシトリンにした理由です。
今回、オニキスとシトリンのストラップは自作しました。
その時は「長持ちするように」と紐等は使わず、ワイヤーでかなり丈夫に作りました。
そう簡単に壊れるようではお守りにならないと思ったからです。
丈夫さや石の組み合わせ、形状等を好きに変える事ができると言うのも私が自分で作る理由です。
大事故。ドクターヘリで運ばれた旦那さん、大破した車
ある日仕事先で携帯が鳴りました。
「旦那さんがドクターヘリで運ばれたって」スマホのスピーカーから告げられた言葉がとんでもなかったです。
旦那さんは出勤のために家から出て直ぐ、夜勤明けで寝ぼけた近所の人が対向車線である旦那の正面を塞ぎっぱなしになってしまい、避けられなかった旦那さんと殆ど正面衝突のオフセット衝突をして運ばれたらしいです。
私は直ぐ帰りましたが、運ばれた先が何処なのか連絡も来ていなかったために事故現場を先に確認しました。
車は壁と相手の車に挟まれボコボコに大破、再起不能でした。
大事故なのに旦那さんはかなり無事だった
運ばれた先の連絡が届き、駆け付けた所、旦那さんが弟くんの肩を借りて自力で歩いて此方へやって来て、「帰る」と言っているのです。
旦那さんから話を聞くと「事故直後から問題無く歩けていたんだが、車の状態が酷過ぎるもんで、念のため救急車ではなくヘリに乗ってくれと言われた。移動もその時から自分で歩いて乗ったんだ」と言っていました。
確かに、フロントがペチャンコのボコボコで、壁と相手の車に挟まれてる旦那さんの車を見たら頭を打ってないか心配になりました。
(というか、生きているのか心配になりました)
パワーストーンのストラップは役割を終えて姿を消した
後日、旦那さんの車を廃車にするため使えるパーツをバラシに行ったり、載せていた物を回収しに行ったのですがストラップが見当たりません。
かなり強靭に作ってあったストラップも吹っ飛んで粉々になってしまったらしいです。
しかし、不思議な事にビーズが転がっていても可笑しくない筈なのに、見つけたのは2、3粒のオニキスだけで殆どのビーズが見つからないのです。
役割を終えたパワーストーンは姿を消すか、地に戻ると聞いた事が有るのですが本当なんだと実感した瞬間でした。
大きな後遺症はなく、それ以降は無事
それから旦那さんは短期間に車を何度もぶつけられると言う事は無くなりました。
今回の事故でムチ打ちが多少出ているものの、大きな後遺症はなく今も元気に過ごしています。
あの事故車両で拾ったオニキスの行方ですが、旦那さんにあげたストラップには長年私が持ち歩いていたオニキスも混ぜて有りました。
それが私の手元に戻ったと考え、1粒は手元に置いて有り、他のオニキスはそのまま土に返しました。
私も車の事故を以前やっているのですが、今も同じ車で10年目。
無事に過ごせています。
奇跡の軽傷、身代わりになったパワーストーン
自分と相性が良い石、信頼できる石に巡り合っているならばお守りとして有効だと思います。
ただ、私が知っているお守りとしての効果は「直前になって自らが壊れる(ブレスのゴムが切れる・ストラップが切れる等)事で回避する」「大きな出来事の場合は、大事にならないように身代わりとなって防ぐ」です。
今回起きた旦那さんの事故は後者で、ストラップの石達が身代わりとなって旦那さんを助けたみたいです。
事故そのものは防ぐ事が出来なかったですが、奇跡的な軽傷でした。
今の車は、事故の衝撃を吸収する作りになっていて、実際のダメージよりもボコボコになる仕組みです。
しかし、だとしても、「冷静に避けたが逃げ場が無くなってダメージ減らす事が限界だった」と旦那さんが言っていて、本当にこの軽傷は奇跡です。
壁と相手の車に挟まれた旦那さんの車を引き剥がす時、物凄いめり込み方をしていて業者さんのパワーが有る車両でもなかなか引き剥がせず、物凄い音がする位にめり込んでいて、当時何も知らなかった私は本気で絶望してました。
それが軽傷で済んだなんて驚きです。
本当に旦那さんを助けてくれたストラップだと、私は今も信じています。
今は旦那さんは新しい車をお安く手に入れ、私が作った新しいブレスを付けてくれています。
事故も無く、日々安全運転で過ごしています。