業界の闇と言うか、私のサイトでも霊視やチャネリングの体験談を載せてはいますが、正直なことを言います。
題して、「電話占いの霊視・霊感・チャネリング占いはやめておけ」です。
占いに霊感は必須、だが
占い師に霊感は必須です。
しかしながら、それは一般に言う「霊能力」とは明らかに違います。
写真をみるだけでその人がどこにいるか、声を聴いただけでどんな人か背景を含めて分かるのは霊能力です。霊感ではないです。
それはきちんとした占い師でも99.9%持っていません。
それが出来るのは、いわゆる「超能力者」「霊能力者」という分類になります。
それを持っていたら、占いではなくテレビに出て、予知や探し物のドキュメンタリーに出ています。(一時期、よくありましたよね)
占い師の霊感は、「直観」が研ぎ澄まされたものとお考え下さい。
研ぎ澄まされた直観を、既定の占いのルールや道具に乗せることにより、単なる「妄想」にとどまらない「読み」へと昇華させるのが占いです。
それが霊感?と思う方は、以下の辞書からの引用をご覧ください。
れいかん【霊感】
1. 神仏の不思議な感応(かんのう)。
2. 何となく、ぴんとくること。インスピレーション。霊感の意味
というわけで、占い師の霊感と言うのは、完全に2番です。
霊が見えることでも、霊と戦えることでも、写真を見ただけで「ロシアにいる」と分かることでもないのです。
占い師の霊感はインスピレーション
占い師の霊感はインスピレーション。
そのインスピレーションが研ぎ澄まされており、一定のルールにのっとった「占い」という形式により、それを現状把握とアドバイスに役立てる。
それこそが、本来の占いです。
ルールがない占いは、単なる妄想に過ぎません。それを高い確率で当てられるという人が万が一いれば、それはもはや超能力者です。
少なくとも占い師ではないです。
私は占いで食べていますが、そんな人に出会ったことはありません。
霊視・チャネリングが出来る人がそんなに多いか
そういう意味で、霊視やチャネリングというのは、占いではありません。
何の占いのルールにも則っていないのですから。
それが本当に出来るのであれば、超能力です。(もしくは霊能力です)
占いの館に霊視やチャネリングを得意とする占い師は(めったに)いないのに、電話占いにはたくさんいます。
そんなすさまじい超能力者が、なぜ?
簡単です。電話占い師になりたい人がいたとしても、特に人気の西洋占星術や四柱推命などは実は非常に複雑で、覚えることがあり過ぎて挫折するからです。
よくある「星座占い」は西洋占星術の「超・簡略版」ですから、西洋占星術だけで一つの学問体系になっていると考えていいでしょう。
知識を詰め込むのだけで数か月~1年はかかります。
実際に占って経験を積むことを考えれば、西洋占星術や四柱推命のような複雑に体系化された占いを極めるのは一生ものの仕事。
「電話占いで在宅で稼げる!」と思った主婦が、おいそれと学べるものではないのです。
(もちろん、主婦でも少しずつ、真摯に趣味として取り組めば実践できるレベルに行きますが、一朝一夕では無理です)
というわけで、この段階をすっ飛ばして占い師を名乗ろうとすると、決まった占い方(=学ぶべきルール)のない霊視や霊聴、チャネリングというのはうってつけ。
かくして、占いのルールにのっとらない「妄想占い師」の完成というわけです。
霊視・霊聴・チャネリングを当てる方法
ある程度占い師をやっている人であれば、大なり小なり「コールドリーディング」という「当たったように思える話術」というのが使えます。
(コールドリーディングが占い師の必修科目というわけではないです。話術の一つとして、占い続けるうちに自然と身につきます)
私自身、占いにかかわることはすべてを知りたい質(たち)で、コールドリーディングの本も何冊か持っています。
これを使うと、実は自分(お客様)から情報開示をしているのに、私たち(占い師)が当てたように感じさせることが出来ます。
このコールドリーディングが巧みであれば、虚偽の口コミ・評判でなく、「霊視・霊聴・チャネリングで当たる占い師」という真実の評判を築くことも可能です。
以上、今回は暴露的な内容になりましたが、「電話占いの霊視・霊感・チャネリング占いはやめておけ」をお送りしました。
当サイトでは体験談も集めていますが、あまりにもタロットや西洋占星術、易などよりも霊視・霊聴・チャネリング系の「占いではないまがいもの」を選ぶ人が多いので、一つの警鐘として書きました。
紫聖
現役占い師「紫聖」が最もおすすめする電話占い
>>電話占い【ココナラ】
※ 業界最安値、業界最多の占い師、全占術網羅。1分100円~。今なら3,000円分(=30分)が無料
※ さらにリーズナブルな「ココナラメール占い」もあります。