今回は読者様からいただいた「護符」の体験談をご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ!
- 護符の評判・口コミや実際の体験談を知りたい方
- 竈門神社のご利益について知りたい方
- 恋愛にひどく悩んでいる方
縁結びや厄除けの神様、竈門神社
平成25年、信仰の山(霊山)として富士山などに次ぐ第三例目の国の史跡に指定された、九州の宝満山。
別名竈門山と言われている場所にある、竈門神社という神社にお世話になった話です。
そちらの神社は古くから縁結びや厄除けの神様として親しまれてきました。
今では全国的にも有名ですが20年程前は、古くずっしりと山を携え、シンとした空気は昔のほうがより神聖なものとしてそこに存在していたように思います。
日常的に竈門神社の近くを通っていたため立ち寄ることが多く、悩みがあるときなど頻繁に通いました。
恋愛にひどく悩み、竈門神社で神頼み
ある時、恋愛に酷く悩んだ時期がありました。
当時、共通の趣味を通じて知り合った方とお付き合いすることになり、1か月ほどたったころ、元の彼女と連絡を取り合っていることを知ってしまい、悩んでいました。
連絡を取るだけならまだしも、何やら怪しく、嘘に敏感な私は、直ぐにふたりの関係が終わっていないことを悟りました。
彼は上手く隠し通せているつもりだったようですが、それはもうショックでした。
普通なら直ぐに別れるであろう出来事でしたが、何故だか、彼とは結婚を意識し、彼も私の友人や両親に結婚の意思を伝えたうえでのお付き合いで、理性的に直ぐに縁を切ることができなかったのです。
そこで、日常的に身近にあった竈門神社に、まさにすがる思いで神頼みしてみようと思ったのです。
霊感はないが直観は鋭い。お祓い・お清めを依頼
私は一般に言う、霊感があるとか、霊が見えるとかそういうのはなかったのですが、直感力が鋭く、確かに、いい気の流れや悪い気の流れといったような大まかな感覚は人より優れていました。
神社などに行っても、明らかに神聖に保たれている場所ははっきりとわかり、商売に向きすぎたために神聖がそがれている場所もわかりました。
竈門神社は明らかに神聖で他と違う神社でしたので、こちらも真剣に迷いなくお願いにあがることができました。
神職様にお祓いのお願いをし、本殿でお祓いの儀式とお清めの儀式をしていただきました。
その後、しばらく待つよう言われました。
神職様から護符をいただく。西の方角へ飾った
次に神職様がお見えになった時には、私を助けてくれる、どちらに向かうかわからないが、確実に私のためになる方へ導いてくれる、その力を込めたという護符をいただきました。
神職様には恋愛の詳細や悩みなどは一切お話ししておりません。
ただ、本殿で儀式を行い、お札をいただいたのです。
そのお札は自宅に、西の方角へ向けて飾るよう言われました。
それから毎日お札に向かい、その日あったことや感じたことを思い描き報告するようにしました。
護符のおかげで感情のコントロールができるように
彼の素行を知ってからお札をもらうまでは、正直、憎しみや怒りなどといった黒い感情や負の感情に支配されていたと思います。
ですが、お札を自宅に飾り一週間ほどしてから、私の中に変化が生まれました。
何か、状況が進展したとか解決したとかは一切ないにも関わらず、私の中で彼を許し彼の力になろうという前向きな気持ちが生まれたのです。
いくら傷つこうと、彼を支え彼を導こうと思いました。
それから、お互いの関係に少しずつ変化がありました。
元彼女は複雑な方。完全に別れる準備中だった
実は彼は元彼女に付きまとわれていて、しかもどうしても放っておけない事情があり、元彼女の支えになろうとしているところだということがわかりました。
実際その関係性はどうであったかということは、そのふたりにしかわからないことなのでしょう。
しかし、現実としてそのことがわかってから彼との関係が変わりました。
彼は元彼女のことを正直に私に打ち明けるようになり、元彼女を不安定な状況から救うためにはどうしたらいいか、相談されるようになり、一緒に考え乗り越えようということになりました。
そして、元彼女もまた、私たちの関係を知り、応援するということが前提で、彼との関わりを断つことを最終目標としてくれました。
その上で、現状を乗り切るために彼を必要とし力を貸してほしいという話で双方同意しました。
結果として、二人は最終的に別れるための準備期間を迎えたところに私と出会い、私との関係を壊さないよう話せなかった状況だったということがわかりました。
そこまで状況把握するまでに、3か月かかりましたが、いい流れへと導かれたということだろうと思っています。
結婚を前提に同棲したが、護符(お札)があるべき場所からずれると
その後、5か月目にして晴れて私たちは二人きりになり、新たな関係をスタートさせました。
それは、結婚を前提に同棲するというものでした。
元彼女もすっかり立ち直り、いい方向へと向かったようです。
私たちはそれをしっかりと見届けて、自分たちの関係をようやく改めることができました。
お札は引っ越し先の自宅でも、西の方角を向けて飾りました。
一度だけ、彼と顔も合わせないくらい険悪な状況になった日々がありました。
お札のこともちょっと忘れていたころです。
ある日、大掃除をしていてそのお札が飾ってあった場所から落ち、床に置かれた状態になっていたのを発見しました。
2週間ほど彼と険悪な状況が続き、別れ話も出ていたくらいです。
私はハッとしました。
お札がいつからそこに落ちていたのかわかりませんが、慌てて西の方角へ向けて飾りなおしました。
その3日後、彼との間の誤解が解け、お互いが険悪な状況に陥ったことを悔いていました。
そしてどうしてあんなに険悪になってしまったのか、話し合えば直ぐに誤解が解けただろうことなどを笑いながら話しました。
私たちは改めて結婚を現実的なものとして見据え、これからもお付き合いをしていくことを誓いました。
18年前の護符は、西の方角に向けたまま
お札は、竈門神社からいただいたあの日から実に18年、今でも西の方角に向けて自宅に飾ってあります。
そしてその彼とは結婚しました。
現在でも、あの日の竈門神社の風や匂いを忘れることはありません。
あのお札のお蔭で今があるといっても過言ではないでしょう。
それほど、あり得ない出来事続きでした。
友人からは波乱万丈の交際期間だったねと今でも言われます。
本当に信じられない出来事ばかりでしたが、冷静に、そしていい方向へと力をいただきました。
半信半疑でなく、私自身信じていたのも良かったのかもしれませんが、あちらの竈門神社は明らかに他の神社と違いました。
今は遠く離れてしまいましたが、また困ったことがあれば、やはり竈門神社へ行き、同じように護符をいただくと思います。