今回も占い師Q&Aです。

 

今日は、実は占い師としての職業人生で聞かれたことが一度もないのですが、おそらく聞きたい人もいそうな質問を選んでみました。

 

占い師は当たらなかったらどう責任をとるか?」についてお答えしていきたいと思います。

 

占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦?

占いの当たりはずれの話になると、決まって「占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦」とよく言われます。

 

ここで、八卦というのは「占い」そのもののことです。

つまりは、「占いは占いでしかないのだから、当たることもあるし、当たらないこともある」という意味です。

 

ある意味では、「占いなんてその程度のモノ」と馬鹿にするように聞こえなくもない言葉なので、現役占い師としてはちょっと嫌な言葉……

というわけでもありません。

 

私たち占い師も「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と思っています

 

これは、占い師で未来視の力がある人なんていない(=占い師はみんなイカサマ師である)からそう思っているわけではありません。

力のある占い師ほど、当たるも八卦、当たらぬも八卦ということを積極的に認めていると思います。(逆に、頑なに「私の占いは絶対にあたる!」という人は、力がない人ですね)

 

これはなぜなのか、次の項でご説明していきたいと思います。

 

占いというのは確実な未来の予言ではない

まず、大前提として、未来というのは確定しているものではありません。不確実性が高いものです。

 

もし未来が確定しており、不確実性がゼロであれば、占いのアドバイスなんていらないですよね?

「相手はこう思っているから、こうしなさい」という未来の行動のアドバイスでさえ、無用の長物と化します。

 

しかしながら、実際には多くの占い師は未来における行動のアドバイスをします。

このこと自体、「未来は貴女の行動によって左右される」ということを示唆していると思いませんか。

 

占い師が分かるのはある程度の筋道だけ

実際、占い師は「こうなりやすそうだ」までしか分かりません。

たとえば、一番多い恋愛相談で、彼氏があなたのことをどう思っているか、だからどうすべきなのか、これを占いますよね?

 

このとき、私であれば彼氏があなたのことをどう思っているかまでは分かります。

そして、それを踏まえてどうすべきか、これは「感じる(=他の占い師で言う視ること)」こともありますが、「彼氏があなたのことをどう思っているか」から論理的に出すこともあります。

 

つまり、「はっきり言ってどうも思っていないが、二人の相性は良い」が答えの場合で言いましょう。

残念ながら異性としては相手にされていない時ですね。

 

であれば、まずはアプローチしなければいけない、貴女のことを異性と見てもらわなければいけないとアドバイスすることもあります。

これは、論理的に導き出される筋道ですよね。相性がいいので、いったん距離が縮まれば上手くいくとみています。

 

一方で、別の男性があなたのことを想っていることが感じられるかもしれません。

その時は、「この恋は貴女が積極的ならうまくいく。しかしながら、あなたには別の恋がありそうなので、あまりその人にこだわらずゆったり構えてもいいかもしれない」というでしょう。

 

この場合には、「あなた次第」という含みを残していますよね。

これは、事実としてあなた次第だからあなた次第と言っているわけです。

 

未来というもの自体、選択肢があります。

我々に出来るのはアドバイスまで。しかも、その後の誰かの行動により、状況は常に変わります。

 

その色々な利害関係者の行動まですべて入れ込んだ未来を視るのは難しい。

だから、たいてい私たちは「一番あり得そうなこと」を言うのです。

 

最高で8割。責任は取らない。

私の悪い癖で、話が遠回りな上に質問に答えていませんでした。

 

まず、占い師は占いが外れても責任を取りません。

その理由は、占い自体「こうなりやすいですよ」という性質のものだからです。

 

これはちょうど、気象予報士が天気予報を外しても辞職しないようなものです。

 

今日、4月9日に「4月15日にこうなりやすいですよ」と言って、これが4月15日に「はずれ」たとしましょう。

4月15日に私のところに「なんで外れたんだ!」と怒鳴り込んできたら、「ごめんなさい。でも、4月9日時点で見たらそうなりやすかったんです。今でもそう思ってます」というと思います。

 

私は4月15日の気象図を4月9日に見ているのではありません。

ちょっと言葉にしづらいのですが、4月9日の気象図を見て、4月15日にどうなりそうか考えているほうにかなり近いです。

 

占いは天気予報のようなもので、未来になればなるほど完ぺきに当てるのは難しい。

 

しかしながら、天気予報が無駄かと言えば、そうでもない。

例えば、「晴れやすい」のか「雨になりやすい」のか、「台風が近づいている」のか位はまあまあ当ててきますよね。見ている人も多いはずです。

 

しかし実際には、「全体には晴れだったが局所的に雨になった」「台風直撃のはずがそれた」などの予想外が様々な要因で起こります。

そこまで含めて予報できるかと言えば、気象予報士と同じく「うーん、難しいです………面目ない」という感じです。

 

割合で言えば、どんなに当たる人でも8割くらいなのではないでしょうか。

さらに、未来になればなるほど多くの利害がこんがらがってきますので、確率は下がっていきますよ。

 

占いは、確実ではないけどそうなりやすい未来が知りたいとき、アドバイスがほしいときに「天気予報的に」使うべきですね。

 

紫聖

 

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