今回は手相占いについて、基本を簡単にご説明しようと思います。
基本ではありますが、大事なことはおおむね押さえたつもりですので、この記事だけである程度(ご自身で)手相占いをしていただくことも可能かと思います。
手相占いでは左手と右手どちらを見る?
まず、手相占いでは右手と左手のどちらを見るのか。
基本中の基本にも思えますが、正直に言って、これは手相占いに詳しい人ほど見解が分かれるところだったりします。結論から言えば、どちらを見ても良いと思いますが、一応、学説を2つほどご紹介しましょう。
①右主左従説
左手は「持って生まれた手」で、多くの人の機器手になっている右手こそ、人生を判断すべき「自分で作っていく手」とする説
②左主右従説
右手は「変化しやすい手」で、左手は変化しにくい手のため、生まれつきの左手を評価するとする説
私自身は、この2つとは違い「心は右手、健康面・身体面は左手」という(手相研究家である)大川恒平氏の説が一番正しいと思っていることから、可能な限り両方見るようにしています。
手相というのは手の線だけを見るのではない
手相というのは、手の筋と言いますか、線を見る人が多いですよね。
「運命線」「感情線」「生命線」あたりが一番有名でしょうか。ほとんどの方が一度は聞いたことがあるかと思います。
しかしながら、実はそれより重要なのは「手の大きさや肉付き」による手相なのです。
様々な説がありますが、代表的な手の解説を7+3タイプほど載せておきます。(ここでの手が大きい・小さいというのは身長や体格に比しての相対的な話ととらえてください)
①手が大きい
- 行動的で体力がある
- 手先が器用である(技術に強み)
- 注意深く、慎重派である
②手が小さい
- 社交的で明るい(人間関係に強み)
- 構想力があって大胆不敵である
- 企画倒れになりやすい
③手が固い
- 金銭欲が強い
- 頑固で意志が強い
- 表現力や容量の良さには乏しい
④手が柔らかい
- 柔軟性に富む
- 上品だが神経質
- 虚栄心が強く、贅沢が好き
⑤手が分厚い(肉付きが悪い)
- 行動力がある
- 物欲や性欲が強い
⑥手が薄い(肉付きが悪い)
- 思索を好む
- 嫉妬深く策略を用いる
- 薄すぎる場合には厳格な性格へ
⑦乾燥した手
- 慎重派で用意周到
- 時には優柔不断となることも
(ここからはあまりよくない特殊な手相です)
⑧手が分厚いうえに大きくて角ばっている
- 粗雑で多淫である
- 私心が強く、思索に欠ける
⑨手が薄いうえに乾燥して堅い
- 小心で神経質
- 奇妙な性癖を持つ
⑩掌が平坦である
- 軟弱で覇気に乏しい
以上です。
実はこれ以外にも「手の形」による手相などもあります。
しかしながら、基本的な手相という意味では、この「手の大きさや肉付き」による手相判断と、次の様々な線による手相判断でよいかと思います。
手相占いの「線」を解説
それでは、いよいよ一般的な手相占いである「手の線」について解説していきます。
上記の図に沿って解説していきますね。
①生命線
生命力や身体の強弱を表します。生命線の切れ目(終端も含む)は、体調が変化しやすい時を表しています。(必ずしも「死ぬ」というわけではないです)
時期の見方については、上記の図を参考にしてください。
②知能線
知的能力を表す線です。ここでいう知的能力とは単なるペーパーテストの能力ではなく、判断力や想像力を含めた頭脳の働き全体を表すものですので、最重要視する占い師も多いです。
③感情線
感情の起伏や精神的な状態を表す線です。
④運命線
ある人とない人に分かれます。幸不幸の変化を見る線で、くっきりはっきりしているほど運勢が強いと言われます。
⑤太陽線
ある人とない人に分かれます。はっきり出ている人は、周囲からの人望に恵まれると言われます。
⑥結婚線
愛情関係や結婚の時期、運勢などを見る線です。複数線がある場合には、一番長い線が結婚に良い時期だと判断するのが一般的です。
⑦金星帯
ある人とない人に分かれます。性に関することへの敏感さや、一般的な感受性が強い人に出る線です。芸術家によく出ます。
⑧財運線
ある人とない人に分かれます。この財運線があり、なおかつ強くまっすぐ伸びていれば、金運が強いと言われます。
⑨希望線
ある人とない人に分かれます。野心や希望を表す線です。くっきりしていると向上心にあふれていると言われます。
⑩健康線
ある人とない人に分かれます。健康の状態を見る線です。
なお、線が出ていない場合には不健康でなく健康であり、線が出ている場合に健康状態が見られる線だと言われています。
自分でできる手相占いの基本:まとめ
最後に、本文中でも述べましたが、手相占いでよく誤解されているのは、以下の点なので、そこだけご注意ください。
- 線のほうが大事(実際には、大きさや肉付きのほうが大事)
- 左手で占う(実際には諸説あり、右手で占うのも一般的)
- 手相は変わらない(実際には年や経験でどんどん変わっていく)
- 生命線が切れると死ぬ(実際には、体調が変化しやすいので健康に気をつけろというサイン)
以上が手相占いの注意点です。
なお、手相は電話占いで見るのは難しいですから、可能な限り対面での占いをおすすめします。